中部地方で最も広い県
さて、次にグルメを紹介していくのは、90年代には冬季オリンピックも開かれ、雪の降る場所というイメージが非常に強くなった、中部地方の中で最も広い面積を持った県である「長野県」についてです。長野県は冬季オリンピックの影響で、どうしても雪国といったようなイメージが強くなってしまっていますが、それは北部でかつ山岳に近い地域だけで、長野全域を見た場合にはそこまで豪雪地帯というわけではありません。特に日本海と山によって隔てられている地域はむしろ雨や雪は少ない穏やかな内陸性気候を持っていると言えます。そんな長野で、もっとも有名な料理といえばやはり信州そばでしょうか。現在日本で食べられている蕎麦のほとんどはこの信州そばという種類であるといいますから、気づけば皆が食べている長野の郷土料理の一つと言えるかも知れません。他にも、イナゴやザザムシ、または蜂の子などの昆虫類を甘露煮や佃煮などにして食べる地域があるという、日本国内では非常に珍しい虫食文化を保有した場所でもあります。ちょっと自分で食べてみるのには抵抗があるとも感じますが、一度食べてみると意外に美味しかったりもするかもしれませんね。虫はその種類によりますが、甲殻類に味が似ているということが多いようです。かの有名昆虫学者であるファーブルはセミを焼いて食べた際「エビと同じ味がする」と言ったそうです。……セミは少々ハードルが高いですが、目をつぶって食べてみれば美味しい料理であると言えるかも知れません。長野には、この他にもいろいろな郷土料理や、またはご当地グルメのようなものがまだまだありますので、ここから少しその一端を覗いてみることにしましょう。
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